結論:引越しの1ヶ月前に動けば間に合う
引越しが決まったとき、ネット回線でやることは3つのパターンしかありません。どのパターンでも、引越しの1ヶ月前に動き始めれば間に合います(3〜4月の繁忙期は1.5〜2ヶ月前がベスト)。
- 今の回線に不満がない方 → 移転手続きが最もシンプル。パターン別の手順へ
- 今の回線に不満がある or もっと安くしたい方 → 引越しは乗り換えの絶好のタイミング。「光回線の乗り換え完全ガイド」もあわせてどうぞ
- 初めてネットを契約する方(実家から独立など) → 「一人暮らしのネット契約ガイド」でゼロから解説しています
- 引越し当日からネットを使いたい方 → 「引越し先ですぐネットを使う方法」をご覧ください
自分がどのパターンか迷う方は、次のセクションの判定フローで確認できます。
引越し時のネット手続き — 3パターンとその背景
引越し時のネット手続きが「何をすればいいかわからない」と感じるのは、パターンによってやることが大きく違うからです。
まず3つのパターンを整理します。
| パターン | 概要 | 発生する費用 |
|---|---|---|
| 移転 | 今の回線を引越し先でも使う | 移転工事費 2,200〜9,900円程度 |
| 乗り換え | 引越しのタイミングで回線を変える | 旧回線の違約金(多くはキャンペーンで実質ゼロ) |
| 新規契約 | 初めてネットを引く | 工事費(実質無料キャンペーンあり) |
パターンごとに手順も注意点もまったく違います。まず次の判定フローで自分のパターンを確認してください。
あなたはどのパターン? — 状況別の判定フロー
以下の質問に順番に答えてみてください。
Q1. これまで自分名義でネット回線を契約したことはありますか?
-
いいえ(実家暮らし、マンション備え付けだけ使っていた等) → パターン3:新規契約です。「一人暮らしのネット契約ガイド」で初めての方向けにゼロから解説しています。大学生・新社会人の方は「大学生・新社会人のネット選び」もあわせてどうぞ。
-
はい → Q2へ
Q2. 今の回線に満足していますか?(速度・料金ともに)
- はい、特に不満はない → パターン1:移転が最もシンプルです。ただし引越し先が提供エリア内かどうかは事前に確認してください。
- 不満がある(遅い・高い) → パターン2:乗り換えがおすすめ。引越しのタイミングはキャッシュバック等のキャンペーンが使える絶好の機会です。
- 特に不満はないが、もっと安くできるなら検討したい → まず「ネット代、払いすぎてない?」で相場を確認。引越し先のエリアで今より安い回線があるかは料金比較ツールでチェックできます。
Q3.(パターン1:移転を選んだ方へ)引越し先は今の回線の提供エリア内ですか?
- はい / わからない → 事業者の公式サイトでエリア確認。光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光等)は全国のNTTフレッツ光エリアで使えるため、ほとんどの場合はエリア内です。
- いいえ(エリア外だった) → 移転はできないため、パターン2:乗り換えになります。
パターン別の手順
パターン1:今の回線を移転する
移転は最もシンプルな手続きです。違約金はかかりません。
- 事業者の公式サイト or 電話で「移転」を申し込む
- 引越し先の工事日を調整する(旧居の撤去と新居の工事を同時進行)
- 引越し日に開通工事 → ルーター接続で完了
移転工事費は2,200〜9,900円程度かかる事業者が多いです。引越し先がマンションの場合、同じ回線が導入されていないケースもあるため、事前のエリア確認は必須です。
パターン2:引越しを機に乗り換える
引越しのタイミングで乗り換えると、新規契約扱いになるためキャッシュバックや工事費実質無料のキャンペーンが使えます。旧回線の違約金が残っていても、違約金負担キャンペーンで実質ゼロにできるケースが多いです。
- 引越し先の住居タイプ(戸建て or マンション)を確認
- スマホキャリアに合わせてセット割が使える回線を選ぶ(後述のセクション参照)
- 新しい回線に申し込む(引越し日に合わせて工事日を調整)
- 引越し後に開通工事 → 旧回線を解約
光コラボ同士の乗り換えなら「事業者変更」で空白期間なしの切り替えが可能です。乗り換えの具体的な手順は「光回線の乗り換え完全ガイド」で詳しく解説しています。空白期間ゼロの方法は「乗り換え時の空白期間をゼロにする方法」をご覧ください。
パターン3:新規で契約する
初めてネット回線を契約する方は、回線の種類(光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fi)の選び方から知る必要があります。
詳しくは「一人暮らしのネット契約ガイド」でゼロから解説していますが、結論だけ先にお伝えすると、マンションでNTTフレッツ光の設備が入っていれば光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光等)が最もバランスがいいです。
回線の種類をもっと詳しく知りたい方は「インターネット回線の基礎知識」もあわせてどうぞ。
引越し先の回線の選び方 — 3つのポイント
乗り換え・新規契約の場合、回線を選ぶときに押さえるべきポイントは3つです。
ポイント1:戸建て or マンションで選択肢が変わる
戸建ては自由度が高く、自分の好きな回線を選べます。NURO光やauひかりなど独自回線も含めて、すべての選択肢を比較検討できます。新築戸建ての方は「新築戸建てのネット回線 — いつ・何を申し込む?」も参考にしてください。
マンションは建物に導入済みの回線設備に左右されます。NTTフレッツ光の設備が入っていれば光コラボが使えますが、建物によってはVDSL方式(電話線を使った配線方式)で最大100Mbpsに制限されるケースもあります。引越し先のマンションの配線方式は事前に確認しておくと安心です。
ポイント2:スマホキャリアとのセット割
ネット回線の実質的な月額は、スマホとのセット割を使うかどうかで大きく変わります。
| スマホキャリア | セット割がある光回線 | 割引額(月額・税込) |
|---|---|---|
| ドコモ | ドコモ光 | 最大1,100円 |
| au | auひかり、ビッグローブ光 等 | 最大1,100円 |
| ソフトバンク | ソフトバンク光 | 最大1,100円 |
| ワイモバイル | ソフトバンク光 | 最大1,650円 |
| UQモバイル | auひかり、ビッグローブ光 等 | 最大1,100円 |
| 格安SIM(その他) | セット割なし → 月額が安い回線を選ぶ | — |
セット割は家族全員に適用されるため、家族4人がドコモなら月4,400円の割引になります。格安SIMを使っている場合はセット割がないため、GMOとくとくBB光やexcite MEC光など月額そのものが安い回線を選ぶのが合理的です。
ポイント3:エリア対応を先に確認する
どれだけ条件が良い回線でも、引越し先が提供エリア外なら契約できません。申し込む前に必ずエリア確認をしてください。
当サイトのエリア別おすすめ回線ページでは、都道府県・市区町村ごとに使える回線を一覧で確認できます。料金比較ツールを使えば、住居タイプ・スマホキャリアの条件で最安の回線を比較できます。
引越し当日からネットを使いたい場合
光回線は申し込みから開通まで2〜4週間(繁忙期は1〜2ヶ月)かかります。引越し当日からネットを使いたい場合は、つなぎの手段を用意しておきましょう。
| つなぎ手段 | 特徴 | 月額目安 |
|---|---|---|
| ホームルーター | コンセントに挿すだけ。最短翌日届く | 4,000〜5,500円 |
| ポケットWi-Fi(短期レンタル) | 1日〜レンタル可能。つなぎに最適 | 100〜200円/日 |
| スマホテザリング | 追加費用ゼロ。ただしデータ容量を消費 | 0円(データ容量内) |
ホームルーターは8日以内キャンセル制度(初期契約解除制度)が使えるため、光回線の開通までの短期利用でもリスクは低いです。
それぞれの手段の詳しい比較と注意点は「引越し先ですぐネットを使う方法」で解説しています。
タイムライン — 引越し前1ヶ月〜当日〜引越し後
引越し日から逆算して、いつ何をすればいいかを時系列で整理します。
引越し1〜2ヶ月前
- 現在の回線の契約内容を確認する(更新月・違約金・工事費残債の3つ)
- 引越し先の回線をどうするか決める(移転 or 乗り換え or 新規)
- 新しい回線に申し込む(工事日を引越し日に近い日程で調整)
特に3〜4月の引越しシーズンは工事の予約が埋まりやすいため、できるだけ早く申し込むのが最大のコツです。
引越し2週間前
- 旧回線の解約手続き(乗り換えの場合)
- プロバイダのメールアドレスの移行(@nifty.com等を使っている場合はGmailなどに移行)
- 引越し先でのルーター設置場所を決める(リビングの中央付近、高い位置がベスト)
引越し当日〜1週間後
- 開通工事の立ち会い(所要30分〜1時間程度)
- ルーターの設定・速度テスト
- 旧回線のレンタル機器返却(ONU・ルーターの返却キットが届くので期限内に返送)
引越し前後のやることを一覧で管理したい方は「引越しのネット手続き完全チェックリスト」を活用してください。
見落としやすい注意点
プロバイダの二重払い
旧回線と新回線の利用期間が重なると、1ヶ月分の二重払いが発生します。光コラボ同士の事業者変更なら自動で切り替わるため二重払いは起きませんが、独自回線から光コラボへの乗り換え等では注意が必要です。解約の手順とタイミングについては「光回線の解約手順と最適なタイミング」で解説しています。
ひかり電話の番号
ひかり電話の番号を引越し先でも使いたい場合、引越し先が同一エリア内(同一NTT収容局)であれば番号ポータビリティが可能なケースがあります。事前にNTTに問い合わせてください。光回線契約時に新規発番した番号は、回線を解約すると消滅するため注意が必要です。
マンション備え付き回線の確認
引越し先がマンションの場合、備え付けの無料インターネットが使えることがあります。ただし共有回線のため速度が出ないケースも多いです。入居後にまず速度を測定してから、追加で個別に光回線を契約するか判断しても遅くありません。
よくある質問
引越し先でも同じプロバイダを使い続けられますか?
光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光等)であれば、全国のNTTフレッツ光エリアで使えるため、引越し先でも同じプロバイダを継続できる可能性が高いです。auひかりやNURO光など独自回線は提供エリアが限定されるため、引越し先がエリア外の場合は別の回線に乗り換える必要があります。
引越しのタイミングで回線を変えると違約金はかかりますか?
更新月以外で解約すると違約金が発生しますが、2022年7月以降の契約は月額料金1ヶ月分程度(3,000〜5,500円程度)に上限が設定されています。また多くの回線事業者が「他社違約金負担キャンペーン」を実施しており、乗り換え先が旧回線の違約金を負担してくれます。詳しくは「違約金を負担してくれる光回線まとめ」をご覧ください。
引越し当日からネットを使える方法はありますか?
ホームルーターやポケットWi-Fiのレンタルなら最短翌日から使えます。光回線の開通工事は2〜4週間かかるため、それまでのつなぎとして利用するのが一般的です。詳しくは「引越し先ですぐネットを使う方法」をご覧ください。
まとめ
引越し時のネット手続きは、「移転」「乗り換え」「新規」の3パターンのどれに該当するかを最初に判断するのが最も重要です。どのパターンでも、引越しの1ヶ月前に動き始めれば間に合います。 3〜4月の繁忙期だけは1.5〜2ヶ月前を目安にしてください。
引越し先の住所が決まっている方は、エリア別おすすめ回線ページもあわせてチェックしてください。
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