この記事の結論

Wi-Fiがつながらないときは、1台だけか全端末か、Wi-Fiだけか有線も使えないかを確認します。Wi-Fiマークはルーター等への無線接続を示すもので、インターネットまで使える保証ではありません。

表が収まらない場合は、横にスクロールできます
症状最初に確認すること
1台だけつながらない端末のWi-Fi設定、接続先、再起動
全端末でWi-Fi名が見つからないルーターの電源・無線機能・設置距離
Wi-Fiにつながるがネットが使えない別サイト・別端末、配線、公式障害情報
有線なら使えるWi-Fi側の設定・電波・対応規格
有線も全端末も使えないONU/ルーター、回線・プロバイダの状態

まず症状と機器のランプを記録してください。設定を初期化する前に、以下の順で確認します。

最初の確認と機器の再起動

スマホのモバイル通信等で、契約事業者・プロバイダの公式障害情報を確認します。発生地域、対象サービス、時刻が一致するかを見てください。SNSの投稿だけでは自宅の原因は確定しません。

電源とLANケーブルに抜け・緩みがないか確認します。ONUとルーターが別なら、ONUからルーターのWAN/Internet端子への接続を機器の説明書と照合してください。光ファイバーを強く曲げたり、端子をのぞき込んだりしないでください。

再起動は「初期化」と違う

再起動は電源を入れ直す操作です。RESETボタン長押し等の初期化は設定が消えるため、最初の対処には使いません。更新中の表示がある場合は電源を切らず、機器の説明書に従います。

ONUとルーターが別々で、説明書が電源の入れ直しを案内している場合の流れは次のとおりです。

  1. 通信中の作業を保存し、同居人へ一時的に切れることを伝える。ひかり電話も使えなくなる場合があります。
  2. ルーター、ONUの順に電源を切る。
  3. 説明書が指定する時間を待つ。
  4. ONUの電源を入れ、起動完了を待つ。
  5. ルーターの電源を入れ、起動完了を待つ。
  6. 端末を接続し、別のWebサイトでも通信を確認する。

一体型ホームゲートウェイや壁LAN直結の住居など、機器構成によって手順は異なります。情報盤の中に機器がある場合も、盤と機器の取扱説明書に従って操作してください。

接続の構成例:光コンセント → ONU → ルーター → スマホ・PC。一体型機器などでは構成が異なります。再起動後は、取扱説明書が指定する起動完了表示を確認してください。

再起動で直らない場合:影響範囲を切り分ける

全デバイスがつながらない場合

  1. 同じルーターに接続している別端末でも、複数のWebサイトが開かないか確かめます。
  2. 対応PCがあれば、ルーターのLAN端子へ有線接続して試します。
  3. 有線なら使える場合は、Wi-Fi機能・接続先・電波の問題を調べます。
  4. 有線も使えない場合は、機器の型番とランプを記録し、障害情報・契約状態・開通状況を確認します。

全端末で使えなくても、ルーターの故障、設定、回線側など複数の原因があります。ONU側の問題と決めつけて何度も再起動しないでください。

機器の役割は『ONUとルーターの違い』で確認できます。ONU機能とルーター機能が一つの機器に入っている場合もあります。

スマホだけつながらない場合

  • 自宅の正しいWi-Fi名(SSID)を選んでいるか、Wi-Fiがオンで機内モードがオフかを確認します。
  • ルーターに近づき、スマホのWi-Fiをオフ→オンにします。
  • スマホを再起動し、別の端末と接続状態を比べます。
  • パスワードを把握している場合に、対象ネットワークの登録を削除して再接続を試します。

iPhone等ではネットワークの削除が、同じApple AccountのiCloudキーチェーンを使うほかの端末にも反映される場合があります。再接続に必要な情報を先に用意してください。

端末1台だけでも、端末本体の故障とは限りません。ルーターの接続制限、対応周波数や暗号化方式の相性も確認します。

PCだけつながらない場合

PCを再起動し、Wi-Fiがオンか、正しいSSIDかを確認します。Windowsでは「ヘルプの取得」のネットワーク診断を利用でき、設定の「ネットワークとインターネット」からWi-Fiの状態を確認できます。

有線とWi-Fiを比較し、特定のアプリだけ使えないなら、そのアプリやVPNの状態も確認します。会社のPCは管理者へ相談してください。セキュリティソフトやファイアウォールを広く無効化する前に、製品の公式手順や管理者の指示を使います。

Wi-Fiマークがあるのにインターネットを使えない場合

Wi-Fiへの接続と、外部サイトへの通信は別です。次の順で範囲を調べます。

  1. 別のサイト・アプリも使えないか:一つだけならサービス側の障害も確認します。
  2. ほかの端末も使えないか:1台だけなら端末の設定、VPN等を確認します。
  3. ホテル等のWi-Fiではないか:利用規約への同意やログインが必要な場合があります。
  4. 契約変更・機器交換直後ではないか:開通状態と新サービスの接続方式を確認します。
  5. 全端末で再現するか:公式障害情報、配線、ONU/ルーターの状態を調べます。

「インターネット接続なし」の表示だけで接続IDが消えたとは判断できません。PPPoEのID・パスワードを入力するのは、その接続方式を使う契約の場合です。IPoEやIPv4 over IPv6の契約なら、対応ルーターと事業者の設定案内を確認してください。

ランプは色だけで判断せず、型番の説明書と照合する

メーカー・機種・動作モードによってランプの意味が違います。「オレンジ点滅だから障害」「全点滅だから更新中」と共通化できません。

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観察した状態確認・記録すること
ランプがすべて消えている電源接続、節電・消灯設定、機器型番
光回線・認証・警告の表示が通常と違うランプ名、色、点灯か点滅か、説明書の該当項目
LAN/Internetの表示が通常と違うどの端子に何がつながるか、ケーブル状態
Wi-Fiの表示が消えている無線機能の設定、時刻による停止設定、動作モード
更新中と案内されている電源を切らず、指定された完了表示・待機時間を確認

写真を撮る場合、問い合わせに不要なSSID・パスワードや管理画面の認証情報を公開しないようにします。相談先には必要なランプと型番を伝えます。

復旧しない・繰り返す場合の相談先と費用

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状況相談先
全端末で有線も使えない、回線・認証に異常表示契約事業者・プロバイダの指定窓口
有線は使えるがWi-Fiだけ使えないルーターの貸出元・メーカー
1台だけ、別のWi-Fiでもつながらない端末メーカー・会社の管理者
一括契約の建物で複数世帯が影響管理会社・建物指定のサポート

光コラボは契約先が窓口になります。貸与機器でも交換が必ず無料とは限らず、故障原因や契約条件で扱いが違います。購入品は保証・修理費、訪問対応は出張費・作業費を確認し、原因が絞れないうちに買い替えないでください。

ネットワーク全体のリセットは、再接続情報を用意してから最後に検討します。iPhoneの「ネットワーク設定をリセット」は保存済みWi-Fiやパスワード、モバイル通信・VPN・APN等の設定へ影響します。Windowsでもネットワークのリセットは最後の手段です。学校・会社の設定がある場合は管理者に相談します。

次の行動:症状と試した操作をまとめて連絡する

相談時には、次を伝えると切り分けを進めやすくなります。

  • 契約サービス、ONU/ルーターの型番
  • 発生した日時、直前に変えた機器や契約
  • 1台だけか全端末か、有線でも起きるか
  • ランプ名・色・点灯/点滅
  • 障害情報、配線確認、再起動の結果

再起動で直っても、一時的な不具合と確定したわけではありません。 再発するなら記録を残し、発生回数だけで正常とは判断しないでください。

全端末で有線も使えず、基本確認後も復旧しない場合は契約先へ相談します。異常表示がある場合や仕事への影響が大きい場合は、一律に1時間待つ必要はありません。

つながるものの遅い場合は、『ネットが遅い原因と解決策』で速度の切り分けへ進んでください。