21〜23時に遅くなる原因は?
結論
夜21〜23時にだけ回線が遅くなる現象は、原因の多くがフレッツ系PPPoE接続の「網終端装置の混雑」です。同じプロバイダの利用者全員が共有する装置に夜間アクセスが集中し、上下とも数Mbpsまで落ち込みます。日中や深夜は問題なく出るのに夜だけ詰まる場合、ほぼこのパターンです。次に多いのが、マンション内の共用配線(VDSL方式・LAN方式)の輻輳で、これは建物単位で同じ時間帯に住民が一斉利用することで発生します。最後にプロバイダ側の慢性的なバックボーン不足。最初の対策はIPoE切替で、多くのケースは即改善します。最新の混雑実績は各プロバイダで要確認です。
「夜だけ遅い」は3パターンに分かれる
夜21〜23時のいわゆるゴールデンタイムにだけ回線が遅くなる原因は、大きく3つに分類できます。
1. PPPoE接続の網終端装置の混雑(最多)
フレッツ光ネクスト・光コラボでPPPoE接続を使っている場合、同じプロバイダの全利用者が共有する「網終端装置(NTE)」というネットワーク機器に夜間アクセスが集中します。装置の処理能力を超えると、上下とも1〜10Mbps程度まで落ち込みます。日中や深夜は出るのに夜だけ詰まる典型パターンで、フレッツ系利用者の遅さの原因の大部分がこれです。
2. マンション内の共用配線の輻輳
VDSL方式・LAN方式のマンションでは、建物内の共用配線で全戸が帯域を共有します。住民が同じ時間帯に動画視聴・ゲームを始めると、共用部分で輻輳が起き、住戸内に届く速度が落ちます。
3. プロバイダ側のバックボーン不足
プロバイダ自体の上位回線(バックボーン)が慢性的に細い場合、IPoEに切り替えても夜間は遅いままです。これは利用者側で対処できません。
最初にやるべきはIPoE切替
3パターンのうち最も多い「PPPoE混雑」は、IPv6 IPoE(IPoE)への切替で多くの場合即改善します。プロバイダのオプション申込から1〜2週間で切替完了し、月額無料〜数百円。試す価値の高い第一手です。
詳しい原因切り分けと対策は『夜21〜23時に遅い回線、IPoE切替で改善する見極め』にまとめています。最新の混雑実績は各プロバイダで要確認です。