夜21〜23時だけ遅いときは、同じ端末で昼と夜、有線とWi-Fiを比べるところから始めます。PPPoEの混雑は候補ですが、家庭内の通信や接続先の混雑でも同じ症状が出ます。

最初に測定条件をそろえる

測定先・端末・接続方法をそろえ、数日分を記録します。大容量通信を止めた状態と、普段の使い方の違いも確認してください。

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記録する項目記入例
日時平日21時、休日昼など
端末と接続同じPC、有線/Wi-Fi
測定先と値同じサービスの下り・上り・Ping
同時利用家族の動画、バックアップの有無
困っているサービス会議、特定動画、すべてのサイト等

測定先の混雑も影響します。一つのサイトだけ遅い場合は、そのサービスの障害情報も調べます。

結果ごとに次の手順を選ぶ

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結果次に確認
Wi-Fiだけ遅い距離・帯域・干渉。『置き場所』へ
家族の通信を止めると改善同時利用の帯域、同期時間の調整
有線でも複数サービスが夜だけ遅い契約の接続方式、事業者の障害・混雑
昼夜とも遅い端末、ケーブル、配線方式、契約上限
特定サービスだけ遅いサービス側の状態と端末アプリ

休日昼にも遅いなど、混む時間は家庭や地域で異なります。「平日21〜23時」という時間帯だけで回線の故障や変更の必要性を決めないでください。

IPoEで改善するのはどんな場合か

フレッツ系のPPPoE接続では網終端装置を通る経路が混雑する場合があります。IPv6 IPoEは別の接続経路を使います。IPv4通信もその経路へ流すサービスがIPv4 over IPv6です。

JPIXのv6プラスやBIGLOBEのIPv6オプションはIPv4・IPv6の両方を扱います。ただし名称に「IPv6」とあるだけで同じ機能とは限りません。IPv6サイトにつながることと、IPv4 over IPv6が適用済みであることは別です。

PPPoE側の混雑が制約なら改善の可能性があります。一方、宅内Wi-Fi、建物配線の上限、接続先の混雑は接続方式の変更だけで解消しません。IPoEにも共有設備があり、通信速度の保証はありません。

切替前後に確認すること

  1. 契約先の会員ページ・サポートで接続サービス名と適用状態を確認します。
  2. IPv4 over IPv6の利用条件、申込要否、料金、対応ルーターを確認します。
  3. 仕事用VPN、固定IP、特定ポートを使うサービスへの影響を確認します。
  4. 契約先の手順に従って設定し、適用後に同じ条件で比較します。

開通までの日数や機器の設定は事業者によります。auひかりやNURO光等へ、フレッツ向けオプションの申込手順をそのまま当てはめることはできません。『IPoEの仕組み』『IPv6の確認と設定』も参照してください。

IPoEでも遅い場合

公式の確認手順でIPv4にも適用されているか調べます。設定が正しくても遅い場合は、端末・ケーブル・接続先の切り分けを続け、事業者へ記録を伝えます。

集合住宅では共用設備も候補ですが、築年数や隣人の話だけでは確定しません。現在の配線方式と障害を管理会社・契約先に確認します。設備更新、個別回線、ホームルーターを検討する場合も、工事許可・提供住所・解約条件を先に確認してください。『マンションのネット問題』で整理しています。

乗換は必要な用途と総額で判断する

30Mbps以下や切替後1か月といった一律の数値で決めず、会議・動画など必要な用途に支障が続くかで判断します。現事業者の調査で解消できない場合に、提供可否、工事費、機器代、月額、現契約の解約費用を比較します。

独自回線なら夜の混雑が必ず避けられるわけではありません。事業者名から順位をつけず、『プロバイダの選び方』で比較条件を確認してください。

『回線診断』は測定と条件整理を補助しますが、混雑箇所を自動で確定したり、切替の効果を保証したりするものではありません。