格安SIMやahamo・povo・LINEMOを使っている場合、光回線のスマホセット割はほぼ使えません。しかし、それは損をしているわけではありません。
セット割がない分、回線選びの自由度が高いのがむしろメリットです。キャリアに縛られず、月額が安い回線をシンプルに選べます。
セット割がなくても損しない理由
大手キャリアのセット割は1台あたり月1,100円程度。一見大きいですが、格安SIMとの月額差はそれ以上です。
| 比較項目 | ドコモ eximo + ドコモ光 | ahamo + セット割なし光回線 |
|---|---|---|
| スマホ月額 | 7,128円(無制限) | 2,970円(20GB) |
| ドコモ光セット割 | -1,210円 | なし |
| スマホ実質月額 | 5,918円 | 2,970円 |
| 光回線月額(戸建て) | 5,720円 | 4,620円〜 |
| 合計 | 11,638円 | 7,590円〜 |
※光回線の月額はドコモ光(1ギガ タイプA)とenひかりの場合。税込表記。
月額差は約4,000円、年間で約48,000円。セット割を失っても、格安SIMに切り替えた方がトータルの通信費は大幅に安くなります。
ポイント
「セット割のために大手キャリアに残る」のは、通信費の最適化としては逆効果です。セット割は「今のキャリアに合った回線を選ぶ」ためのもので、「セット割のためにキャリアを選ぶ」ものではありません。
光回線の選び方 — 3つの基準
セット割がない場合、光回線は以下の3つの基準で選んでください。
基準1:月額の安さ
セット割による値引きがない以上、光回線の基本月額そのものが安い回線を選ぶのが合理的です。
セット割なしでも月額が安い光回線の条件は以下の通りです。
- 契約の縛りなし — いつでも解約できて違約金がかからない
- 不要なオプションなし — でんわ加入などのセット割条件を気にしなくていい
- 基本月額自体が安い — 割引前提ではなく、素の料金が低い
基準2:IPv6(IPoE)対応
安いだけで速度が出なければ意味がありません。夜間の速度低下を避けるために、IPv6(IPoE)に標準対応している回線を選んでください。上記の主要な光コラボはいずれもIPv6に対応しています。
IPv6の仕組みは『IPv6とは?遅い回線が速くなる仕組み』で解説しています。
基準3:工事費の扱い
多くの光回線は工事費を「実質無料」にしていますが、その仕組みは分割払い+同額割引のため、途中解約すると残債が発生します。工事費が完全無料(分割残債なし)の回線もあるため、将来の引越しや乗り換えを考えるなら確認しておくべきポイントです。
工事費実質無料の仕組みと注意点は『工事費実質無料の落とし穴』で詳しく解説しています。
家族にキャリアユーザーがいる場合
自分は格安SIMでも、家族にドコモ・au・ソフトバンクのユーザーがいる場合、家族のセット割を活かせる光回線を選ぶ方が全体の通信費は下がることがあります。
たとえば、自分はahamo、家族3人がドコモの場合:
- ドコモ光を選ぶ → 家族3人分のセット割(1,210円 × 3 = 3,630円/月)が適用される
- 自分のahamoにはセット割なし → でも家族全体で月3,630円の割引
この場合、月額の安さだけで光回線を選ぶより、家族のセット割を含めたトータルで判断した方が合理的です。キャリア別のセット割対応表は『光回線のスマホセット割 完全ガイド』をご覧ください。
まとめ
- セット割がなくても損はしない — 格安SIM + 安い光回線の方がトータルで安い
- 月額の安さ + IPv6対応 + 工事費の扱い — この3つで選べば失敗しない
- 家族にキャリアユーザーがいるなら — 家族分のセット割を含めたトータルで判断する
あなたの地域で使える光回線と実質月額は『エリア別 光回線比較』から確認できます。
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