工事費の請求と割引を別々に確認する
「工事費実質無料」は、工事費の請求がなくなるとは限りません。 分割払いを月額割引で相殺する方式や、ポイントで還元する方式があります。契約を途中で終えると、未払いの工事費が残ったり、将来の割引・還元を受けられなくなったりします。
契約前には「工事費総額」「支払回数」「割引の開始月と終了月」「解約時の扱い」の4点を確認します。分割払いと割引が同じ月に始まるとは限らないため、契約期間だけで負担がなくなるとは判断できません。
「工事費0円」と「実質無料」の違い
| 表示・仕組み | 利用中 | 途中解約時の確認 |
|---|---|---|
| 工事費そのものを免除 | 対象工事費の請求がない | 免除の取消条件、対象外工事費 |
| 分割払いと月額割引 | 工事費を払いながら割引を受ける | 未払い残高、割引終了月 |
| ポイントなどで還元 | 工事費を支払い、後で還元を受ける | 付与条件、時期、有効期限、残りの付与 |
土日祝工事や特殊工事などは特典の対象外となる場合があります。「無料」の見出しだけでなく、対象工事の範囲まで見ましょう。
公式の例で、分割期間と割引期間を区別する
GMOとくとくBB光の公式ページは、派遣工事の基本工事費を36回に分け、契約中は分割相当額を値引きする方式を案内しています。割引期間中に解約すると残債の一括請求があります。
一方、SoftBank 光の料金ページにある派遣工事の補填例は、24回の割引について、課金開始月から31か月目までの利用を条件として示しています。「24回払いだから24か月使えば割引をすべて受けられる」とは限りません。
これらは2026年9月30日に確認した各ページの条件です。既存契約には契約当時の条件が適用される場合があるため、契約書面やマイページの支払予定を優先してください。
残債は「利用月数」から一律に計算しない
正確な計算は、工事費総額 − 支払済みの工事費 = 未払い残高です。初回と2回目以降の金額が違う、請求開始が開通月より後、解約月分がまだ計上されていない、といった場合があります。
例えば工事費24,000円を毎月1,000円ずつ支払う仮の契約で、12回の支払いが終わっていれば残りは12,000円です。これは仕組みを説明する例で、特定サービスの見積もりではありません。
解約前は次の順で確認します。
- マイページで工事費の支払済み回数と残高を確認する。
- 解約予定月を伝え、最終請求に含まれる残債を問い合わせる。
- 割引・ポイントの終了月と、未受取分の扱いを確認する。
- 契約解除料、撤去費、機器代が別途ないか確認する。
工事費残債と契約解除料は別です。「違約金0円」「更新期間内」でも、工事費が残る場合があります。
利用予定期間の支払総額で比較する
総額には、利用中に払う月額料金・オプション・工事費分割、事務手数料、解約時の残債・解除料を含めます。そこから、実際に受けられる割引・還元を引きます。すでに割引済みの月額を使う場合は、割引を二重に引かないでください。
転勤や引越しの可能性があるなら、予定より早く解約した場合も計算します。使い続ける予定なら、割引が終わった後の料金まで確認します。負担がなくなる時期は、契約ごとの支払予定と割引条件で判断します。
契約候補が決まったら、工事費を含む見積もりを保存してください。『乗り換えの手順』と『キャッシュバックの受取条件』も合わせて確認すると、開通から解約までの支出を見落としにくくなります。