ゲーム機のPingを調べるときは、ゲーム中の遅延と、マッチング・チャットに接続できない問題を分けます。 有線やNAT設定を変えれば一律に何ms下がる、という関係はありません。

この記事はPS5、Nintendo Switch、Xbox Series X/Sを中心に接続確認を整理します。Switch 2は別機種のため、対応する公式手順を確認してください。

全機種共通:まず比較条件をそろえる

  1. ゲームとプラットフォームの障害情報を確認します。
  2. 遊んでいるゲーム内の通信表示を確認し、時刻・接続先・切断の有無を記録します。
  3. 家庭内の大容量ダウンロードや同期を停止して比べます。
  4. Wi-Fiの場合は有線接続と比較します。有線で改善すれば宅内の電波を先に見直します。

Pingは相手との往復時間です。速度測定サイトへのPingとゲームの接続先へのPingは異なります。ゲームがPingを表示しない場合、別端末の測定は家庭回線の傾向を見る補助にとどめます。

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症状確認先
一つのゲームだけ遅い・落ちるゲーム運営の障害・接続先・通信表示
Wi-Fiだけ不安定距離・周波数帯・遮蔽物
複数端末が有線でも同時に悪化ルーター・回線事業者
特定の相手との参加・チャットが失敗NAT表示、ゲーム・本体のエラー案内

PS5:有線接続と接続状態を確認する

本体のLAN端子とルーターを接続し、「設定」→「ネットワーク」→「設定」→「インターネット接続を設定する」→「有線LANを設定」→「接続」と進みます。接続診断の結果とエラーを確認してください。ダウンロードの問題は『PS5・Switchのダウンロード対策』で扱います。

PS5はIPv6専用ネットワーク接続に対応しません。IPv6を使う目的でIPv4を無効にせず、契約先と機器の対応を確認してください。

NATタイプは接続制限の手がかりです。数字を下げることを速度改善の目標にせず、実際に参加・チャットが失敗する場合に公式サポートへ相談します。

ルーター機能が二台で動いている場合もありますが、ONUという名称だけで判断しないでください。上流機器がルーターか確認してから、メーカーの案内に従いAPモード等を検討します。回線に必要な接続機能まで無効にすると通信できなくなります。

Switch:モデルとドックを確認する

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使用機器有線接続に使うもの
有機ELモデル付属ドック HEG-007ドックのLAN端子とLANケーブル
従来ドック HAC-007対応USB-LANアダプターとLANケーブル
Switch Lite任天堂が案内する対応USBハブと有線LANアダプター

機器を接続したら「設定」→「インターネット」→「インターネット設定」→「有線接続」→「有線でインターネットに接続」と進めます。既存のWi-Fi設定を編集する手順ではありません。ドックやハブを外して使うなら、Wi-Fi設定も残しておきます。

接続テストをゲーム内Pingの測定として扱わないでください。以前より切断や遅延が減ったかを同じタイトルで確認します。アダプターはチップ名だけで選ばず、任天堂の対応案内と製品仕様を確認します。

Xbox:本体のNAT表示とエラーを確認する

Xboxは本体のネットワーク状態で接続やNATの表示を確認します。Switchの「タイプA」等と混同せず、画面に表示された文言で公式サポートを探してください。

有線接続にして同じゲームを試し、参加や音声チャットだけ失敗する場合はNAT関連の案内に進みます。具体的な設定は『Xbox公式のNATサポート』で、現在の本体とルーターに合う手順を確認してください。

UPnP、手動ポート設定、APモードをまとめて変更しないでください。接続方式によって利用できる設定も異なります。元の設定を記録し、分からない場合は回線・機器の窓口へ相談します。DMZへの無条件な公開は遅延対策として必要ありません。

Apexの例:ゲーム内で確認する

Apex Legendsでは「設定」の「ゲームプレイ」タブで「パフォーマンス表示」を有効にすると、遅延・パケットロス・フレームレートを確認できます。起動画面のデータセンターも確認し、意図せず遠方になっていないか比べます。

EAはApexについて50ms以下を良好な状態の目安として説明しています。これはApexの案内であり、全ゲームの合格基準ではありません。瞬間的な増加や損失にも注意します。

ゲームごとの表示を基準にする

機種別の一律の推奨Pingは示せません。サーバーの場所、対戦相手、通信方式で変わるためです。ゲーム内で地域を選べる場合は公式の案内を確認し、いつもの地域と意図せず異なっていないかを調べます。

クラウドゲーミングはゲーム映像を受信するため、画質・フレームレートに応じた下り帯域も必要です。GeForce NOW、Xbox Cloud Gamingなど、利用サービスのプラン・端末別の要件を確認します。「最高画質なら一律35Mbps」のような共通基準は使えません。

それでも改善しない場合の相談と回線比較

ゲーム名、機種、発生時刻、エラー、有線での結果を控えます。一つのゲームだけなら運営へ、複数サービスが有線でも悪化するなら回線事業者へ伝えます。

PPPoEの混雑が疑われる場合は『IPoEの仕組み』を参照し、IPv4 over IPv6の適用状態を事業者へ確認します。IPv6を有効にするだけでゲームの通信経路が必ず変わるわけではありません。

独自回線や10Gへの変更はPing改善を保証しません。まず配線・接続先・宅内の原因を確認し、費用と必要な機能を『ゲーム用回線の選び方』で比較してください。

『回線診断』のPingは診断の測定先との値です。ゲーム機や特定タイトルの通信品質を直接測るものではありません。