結論:撤去の要否は「事業者」と「建物」の両方に確認する

解約したら必ず撤去するとも、光コラボなら残してよいとも言い切れません。 契約先に設備を残せるか確認し、賃貸では大家・管理会社と撤去範囲を合意します。そのうえで解約日、撤去工事日、貸出機器の返却期限を決めてください。

「残置」は配線などを残すことです。契約や貸出機器を次の入居者へ渡すことではなく、次の人がそのまま使える保証もありません。

1. 撤去工事は必須か(社別の対応)

表が収まらない場合は、横にスクロールできます
契約最初に確認すること
NTTフレッツ・光コラボ派遣撤去が必要か、残せる設備は何か。光コラボは契約先へ依頼
auひかりホーム/マンション、申込日、過去の速度変更を伝えて確認
NURO 光プランによる撤去範囲と料金。賃貸では建物所有者の指示も確認
電力系光残置・全撤去の選択、テレビ契約の有無を確認

auやNUROでは残置できる契約がありますが、工事が任意でも希望して撤去する場合には費用が生じます。eoも建物タイプやテレビの利用により扱いが変わるため、「無料」とひとまとめにはできません。

2. 撤去工事の費用と見積もり

2026年9月30日に確認した税込の例です。契約解除料・工事費残債・撤去工事費は別の項目として見積もりを取ります。

表が収まらない場合は、横にスクロールできます
対象公式案内の例適用条件
NTT東日本のフレッツ光Web申込の標準的な派遣撤去:戸建て13,200円、集合住宅11,000円2026年4月1日以降の解約申込。7月以降のWeb以外の申込は各1,100円高い。無派遣は無料
auひかりホーム撤去希望時11,000円または31,680円申込時期やサービス変更履歴などで適用を確認
NURO 光(H)/(M)/Oneは19,800円、その他のプランは11,000円撤去希望時。プランで作業範囲も異なる
その他の契約契約先の見積もり光コラボにNTT直接契約の料金をそのまま当てはめない

NTT東日本の改定案内とNUROの撤去案内は、旧料金で判断しないために確認しておきたい資料です。時間指定、特殊な作業、壁の補修が見積もりに含まれるかも聞いてください。

賃貸の調整は『マンション退去時の光回線設備の扱い』も参照してください。

3. 撤去せず退去できるケース

  1. 契約書と工事承諾の記録を読む。 記載がないだけで撤去不要とは決めず、入居時の工事条件も確認します。
  2. 管理会社に残す設備を具体的に伝える。 「光コンセント、室内配線、屋外の引込線・箱を残してよいか」と写真を添え、回答を保存します。
  3. 事業者にも残置可能か確認する。 撤去不要の設備と返却が必要な機器を区別します。

残置が認められれば撤去日調整を省ける場合があります。一方、将来の解体・増改築で撤去が必要になるときの窓口も控えておきます。新居側の工事・移転条件は別の判断です。

4. ONU・ルーターの返却期限

解約時に返すのは、貸出元が返却を指示した機器です。購入した機器や、転用・事業者変更・移転で引き続き使う機器を誤って送らないようにします。

表が収まらない場合は、横にスクロールできます
確認項目記録する内容
対象物ONU、ホームゲートウェイ、ルーター、電源、付属品の型番・数量
貸出元NTT、回線事業者、プロバイダのどこか
返却方法回収キット、指定伝票、集荷、自己手配のどれか
期限と費用到着期限、送料負担、未返却・破損時の条件

SoftBankの返却FAQでは翌月20日までの返却が案内され、送料負担もあります。機器や手続き別の案内を優先し、NTT機器と同梱してよいとは考えないでください。

梱包前の本体・型番・付属品を撮影し、発送控えと配達完了記録を保管します。キットが来ないときは、住所・期限をサポートへ確認してから送ります。自己判断で別の宛先へ着払い発送しないでください。

5. 撤去工事の所要時間と立ち会い

作業時間、訪問回数、立会人の条件は工事内容によります。NUROはプランや建物により宅内・屋外の作業範囲が異なり、別日になる場合もあります。工事時間を一律1〜2時間とは見込まず、窓口へ確認します。

退去が決まったら予約可能日を先に照会します。NUROの申請フォームは原則として申請日から30日後以降の候補日を指定する案内です。30日以内を希望する場合はサポートへ相談する必要があり、退去3週間前の予約では間に合う保証がありません。

工事が退去後になる場合は、室内・共用部の鍵、立会人、補修範囲を管理会社と調整します。自分で引込線や光コンセントを切断・取り外ししないでください。

6. トラブル回避の3ステップまとめ

ステップ1:解約申込前に「撤去工事の要否・費用」をサポートで確認

契約者名、お客さま番号、住所、プラン、退去日を準備します。見積もりは解約金・残債・撤去費に分け、追加作業の可能性も確認してください。

ステップ2:賃貸物件は大家・管理会社に「残置可否」を書面で確認

残置・撤去の対象を写真で共有し、誰が何を手配するかを決めます。退去直前に判明した相違は、事業者と管理会社の両方へ相談してください。

ステップ3:機器返却の伝票・発送控えを保管

全国共通の「撤去証明書」が必要とは限りません。管理会社が完了報告を求める場合は、工事日、作業範囲、写真や作業票など何を提出するか事前に確認します。乗り換え特典を申請するなら、費用の請求明細も保存します。

まとめ:解約・撤去・返却の予定を一つにまとめる

契約先と管理会社の回答を揃えて、解約日・撤去日・鍵の返却日・機器返却期限を記録します。次の住まいでも通信が必要なら『引越しのネット回線手続きガイド』で新居側の準備も進めてください。

乗り換え先の候補を整理する場合は、回線選びの診断も利用できます。実際の提供可否や契約条件は各事業者で確認してください。