ZoomやTeamsが途切れたら、まずカメラをオフにし、不要な同期・ダウンロードを止めて音声が続くか確認します。会議から切断されるのか、アプリ自体が終了するのか、映像だけ止まるのかも区別してください。アプリが終了する場合は、回線に加えてPC・アプリ側の確認が必要です。

速度が出ていても、通信の欠落や遅延の変動で会議が乱れる場合があります。一方、下り速度だけで「安定性が原因」とは断定できません。実際に使うPC・場所・時間帯で比較しましょう。

テレワークに必要な回線スペック

次は公式の帯域幅推奨値からの抜粋です。家庭全体の契約速度や、当サイトの測定値ではありません。

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利用条件下り上り
Zoom・1対1の720p映像1.2Mbps1.2Mbps
Zoom・グループの720p映像1.8Mbps2.6Mbps
Zoom・1080p映像(1対1/グループ)3.0Mbps3.8Mbps
Teams・ビデオ会議の推奨値4.0Mbps2.5Mbps

出典:Zoomデスクトップアプリのシステム要件、Teamsのネットワーク要件。Zoomは画質や表示方法、Teamsは端末ごとの利用条件で必要帯域が変わります。画面共有や家族の同時利用も考慮してください。

上りは自分の音声・映像を送る通信です。相手から「あなたの声が途切れる」と言われる場合は、下りと合わせて上りや送信中の通信も確認します。ファイル送信やVPN業務には一律の最低速度を当てはめず、ファイルサイズ・許容時間・会社の要件で判断します。

『ネット速度の目安 — 用途別に必要な速度』も参考にしてください。

原因の切り分け:3ステップ

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ステップ比較すること結果から進む先
① 接続方法同じPCでWi-Fiと有線有線で改善するならWi-Fiの場所・接続先を確認
② 同時利用同期やダウンロードを止めた時と普段どおり停止時だけ改善するなら利用時間・通信量を調整
③ 時間・アプリ困る時間帯と正常な時間帯、別の会議やアプリ時刻依存は家庭内通信・回線・VPNの混雑を、アプリ限定はアプリや会社側を確認

有線は家庭用ルーターのLANポートにつなぎます。Wi-Fiによる影響を比較できますが、すべての通信欠落がなくなるわけではありません。

測定は会議の直前・直後に行い、会議中の速度テストで通信を圧迫しないようにします。アプリに通信状態の表示があれば、問題の時刻・送受信状況・エラーも保存してください。『スマホでできるWi-Fi速度の測り方』に測定条件の揃え方があります。

すぐできる対策

Wi-Fiを有線接続に切り替える

PCにLAN端子がない場合は、PC・OSに対応するUSB-LANアダプターが選択肢です。必要な端子形状、会社の周辺機器ルール、価格を購入前に確認します。まず手持ちの機器で比較できるなら、改善を確認してから購入します。

Zoom/Teamsのカメラをオフにする

送信する映像を減らす応急対策です。改善するなら、その状態で会議を続け、終了後に帯域・端末負荷などを調べます。改善しない場合は、会社が認める電話参加や別回線への切替を検討してください。電話料金や携帯データ量が発生する場合があります。

バックグラウンドアプリを閉じる

不要なクラウド同期や大容量ダウンロードを一時停止し、会議後に戻します。会社が必須にしているセキュリティ機能は停止しません。アプリ自体が落ちる場合は、更新・CPUやメモリ使用率・端末の再起動も確認します。

Wi-Fiの周波数帯を5GHzに変更

機器が対応していれば、ルーターの近くで5GHz帯を試します。離れた部屋や障害物が多い場所では2.4GHz帯の方が安定する場合もあるため、同じ場所で実際の会議を比べます。切断が続く場合は設置場所や機器の公式案内も確認してください。

IPv6(IPoE)接続への切り替え

有線でも特定時間帯に不調で、現在PPPoEを使っている場合は、契約先にIPoEサービスを相談します。IPv4サイトもその経路を使うにはIPv4 over IPv6の対応が関係します。会社VPNや固定IPなどとの互換性、対応ルーター、追加料金を確認してから変更してください。

Wi-Fiの電波や会社VPNのサーバー混雑を解消する機能ではありません。仕組みは『IPv6とは?遅い回線が速くなる仕組み』で解説しています。

VPN接続で遅くなる場合

VPN経由だけで症状が出るなら、発生時刻、接続先、業務アプリ名、エラーを会社のIT担当者へ伝えます。許可がある場合に限り、同じ端末でVPN利用時・非利用時の比較を行います。許可がない場合は接続を維持したまま相談してください。

Teams通信をVPNから分けるスプリットトンネリングは、Microsoftが管理者向けに案内している構成です。利用者が独断でVPNを外したり、通信経路・ファイアウォールを変更したりする手順ではありません。会社のIT担当者とVPN管理者が可否を判断します。

VPNサーバー側の処理、通信経路、端末側の処理も影響するため、自宅回線の乗り換えで改善するとは限りません。

まとめ

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症状最初の対応改善しない時の相談先
映像・音声が途切れるカメラ停止、不要通信停止、有線で比較契約先または会社IT担当者
アプリ自体が終了するアプリ更新、端末負荷・エラー確認会社IT担当者、アプリサポート
特定時間帯だけ不調同時利用を止め、日時と測定結果を記録契約先、VPN管理者
VPN経由だけ不調許可された範囲で比較し記録VPN管理者

自分の環境で改善した条件を残してください。マンションの設備を確認する場合は『VDSLとは?配線方式の見分け方』も参考にしてください。回線変更を考える場合も、工事・機器・解約費用と、業務を止めない開通順序を先に確認します。

全般の対処は『ネットが遅い原因と解決策 完全ガイド』、VPNは『VPN接続が遅い・途切れる時の回線対策』をご覧ください。業務用回線の検討は『フリーランス向けネット回線ガイド』、費用の扱いは『在宅勤務のネット回線代は経費になる?』で確認できます。